じつは、えべっさんは耳つ◯ぼではなかったりする。

「えべっさんの耳、つ○ぼ」というはやしことばが、関西には昔からあって、
十日えびすの日のえびす神社の参詣者には神前でお賽銭をして拝んだあと、
拝殿の横や裏手の壁板を叩いて、耳の遠いえびす様にと、お祈りの念押しされる習わしに従うひとが多い。

今宮戎神社では、いつ頃からか、木の板壁が激しく傷むので、銅板のようなものを貼って、むしろ音もよい感じになるような仕掛けに変えてある。

京都えびす神社も拝殿にも、「左へおまわりください」と板のある横の路地へ誘導する但し書きがある。

そもそも、えびす様としてまつられる神様には耳が遠いという神話そのものがない。
いわれとして、一番しっくりくるのが京都えびす神社のもので、
江戸時代、その当時も現在の建物と変わらないのだが、現在「叩き板」のある拝殿の横は、格子の壁になっていて、そのさんの隙間からお賽銭を押し込んで叩く参詣者が多くなり、
それでは壊れてしまうので、板張りをしたところ、みんな板を叩くようになったのがはじまりで、
他の地域のえびす神社でも拝殿の壁板を叩く習わしが伝播したということである。

神社側から、えびす様は耳が遠いなどとは一言も言ったことがないそうで、町衆の誰かが理由をこじつけて広まったことのようである。

神社としてはやめてくれとはいえないので、むしろ叩いてもらえるように仕向けられたというわけである。

 

じつは、えべっさんはふたりらおられるという話。

十日えびすには、大阪ではキタに仕事場や住まいのあるひとは堀川戎、ミナミのひとは今宮戎に行く人が多いけれど、

じつは「えべっさん」と称されながら、
堀川と今宮はそれぞれ別の神様をおまつりしている。

堀川のえべっさんは西宮とおなじ、ヒルコ神。
日本の国土をおつくりになったとされるイザナギ・イザナミご夫婦の第一子で、海に流された神様。

今宮のえべっさんは京都とおなじで、事代主命(ことしろぬしのみこと)。
出雲と大和のあいだで、この世とあの世のまつりごとの役割をわかちあった「国譲り」に関わった、釣り好きの神様。

どちらも豊漁や海上交通の守り神。
西宮も今宮も大昔は浜だったし、堀川は近くに天満の市があったのと、舟運で貨物移動していたことでおまつりされたのだろう。
どっちがどうだから良い悪いはなくて、各地のえびす神社ではヒルコ神を事代主に、事代主をヒルコ神に置き換えてしまったところすらある。

七福神のなかでただひとり、日本神話に出てくる、純粋に日本の神様とされてはいるが、蝦夷(えぞ)や東夷(あずまえびす)、夷狄(いてき)のように、大和朝廷に害なす異民族を「夷(えびす)」と呼んできたことから、
どうも、もともとは日本の神様というのは信じがたい。

えべっさんの小宝(笹飾り)は真っ先に吉兆を。

十日えびすでは、拝殿で祈念したあと、参詣者は笹に小宝という、
米俵や小判や鯛などを模した縁起物を笹につけた福笹を求めて帰る。

なぜ笹を賜るのかについては、それぞれのえびす神社で、
松竹梅の竹だからとか、釣り竿になる材料だからとか、いろいろ由緒を語っておられるが、
他の神社やお寺のお祭りに授かるもののいわれに比べるとかなりこじつけな感じが拭えない。

そのなかで、京都のえびす神社でのいわれによると、約400年前の江戸時代に、現在の宮司さんの直系のご先祖にあたられる当時の宮司さんが、
お参りに来る商人さんにお店の商売繁盛がかなったら、御神酒(おささ)をお供えされるよう求められ、
そのおしるしに、「お笹」をお返しするという、粋なはからいをされたのがはじまりなのだそうで、
場所柄、花街祇園の南のはずれにあることからも、遊び心もあるこの説が一番しっくりくる。

今宮えびすの福笹は、山から切り出してきたそのままの笹のえだを拝殿の両隅で男衆からもらって、
拝殿左右の長屋根に並んで座っている、毎年コンテストで選出された福娘に小宝を一つ一つ付けてもらう。
市場で買い物をするような段取りと、福娘につけてもらうことが今宮えびすのお詣りの最大の楽しみだ。

そういえば大学時代、アイドル的存在だった同級生が福娘に選出されて写真を撮るべく全日通ったことがある。

福娘たちは交替や、期間中の行事にも出たりするので、人出が足りない時間はアルバイトの巫女さんや福娘OGが混じっていたりして、それぞれにかわいらしいお嬢さんたちなので通い慣れないかたには誰が福娘か区別が難しいが、
福娘は金烏帽子をかぶっているので、それを目印にお好みの女の子の前の列に並ばれるのがよかろう。

そういうわけで今宮えびすでは小宝は参詣者が自分で選ぶ必要があるが、
小宝には必須のものがひとつあって、それは「吉兆(きっちょう)」というもので、
あらゆる小宝がさらにミニチュアになってまとめたようなものがあり、じつはこれひとつ付けていれば、もう立派に福笹になる。
他の小宝は要するに、吉兆の強化オプションなので、本体の吉兆がついていないのにオプションだけではご利益も完全にならないというか。
どれが吉兆かわからないのであれば、福娘にたずねられるか、金額でおまかせすると、まず間違いなく最初に付けてくれる。

LINEスタンプ「まいこらいふ」販売開始。

このたび、拙作LINEスタンプ「まいこらいふ」の販売を開始させていただきました。
https://store.line.me/stickershop/product/1216403/ja

なんと、申請から5日「審査待ち」状態で、いきなり「承認」のメールが届きました。
その道のお友達のスタンプには比べますと、なんとも愚作でお恥ずかしい限りです。

今夏の#sticky50を渡りに船にしてアイデアを蓄え、これをもとにしましたが、
半分ほど描き上げたところで描き慣れて画風が変わって、バランスが悪くなった前半を描き直し、
スタンプを送ったときの見映えから、キャラクターの顔・身体の向きを見直してほぼ一から描き直し、そんなこんなで2ヶ月半。
#sticky50では芸妓さんの絵もありましたが、新たに追加して今回はすべて舞妓さんの絵にいたしました。

そんな感じで下絵は#sticky50を含めて100枚になりました。

キャラクターの顔・身体の向きの見直しは、舞妓さんは頭の左側に華やかな大簪(かんざし)を差すのですが、そちらが陰になり、参考にする写真も大簪のほうから撮られた写真が多く、大いに困り、苦戦しました。

しかしながら、InstagramやTwitterにアップした#sticky50には圧倒的に海外の方から”いいね”をいただいていて、僭越ながら日本人として、その観点からも、日本の花街文化を正しく発信する責任みたいなものも意識して、とくに簪についてはなるべく忠実に描くように努めました。

でも、LINEは欧米ではあまり使っているひとがいないんですよね。ちょっと残念です。

・・・え?誰かに似ていますかね?(笑)

「和同弁知」2015年度第10回、shinchaya的ふりかえり。

2015/11/21
Women’s Future Center(ウィメンズフューチャーセンター)
10:00~11:55
参加者 12名

10月は和同弁知を開催できなかった。
その理由は、これまで月の第2週目の土曜開催の固定化ですすめてきたのだけれど、登壇を依頼するうえで、その方のやはり最優先しないわけにはいかず、10月についてもそういう状況だった。
そこへきて10月というのは親でもある参加者のみなさん、会場管理者のかたにとってお子様の運動会やら発表会やらご家族にとって欠かせない行事が週末を埋めてしまって、日程と会場の確保が困難になってしまったからだ。
奈良の参加者の傾向上、ここは避けて通れない。
ある意味この業界を牽引している層が、若い世代だった印象が、みんなそういう年齢に達していているということを現しているかもしれない。

と、いうことで準備に関しては10月の段階からすすめていて、お題は「みんなでプラグインをつくってみよう」というもので、普段仕事でクライアントサイトをつくるたびにfunctions.phpに決まって書いているコードをプラグインにしてしまおう、というハンズオン企画だった。

白羽の矢を立てさせていただいたのは、今夏のKansaiのCampで出会ったすぎやまさんで、彼はそれ以降公式にテーマやプラグインを申請、リリースしていて、WordPressのコミュニティの”次世代”を担いそうな雰囲気の真面目な方だったのでスピーカーと世話人を打診してみると、意欲的に挑戦したいと請け負ってくれた。
使用するスライドも早々に作ってくれて、それについてあまりに今回のお題に対して内容が高度すぎて泣く泣く作り直しをお願いしたくらいであった。ノウハウとしては優れたものをもってるひとには間違いなかった。

例によってハンズオンなので、予想外なことが起こりやすいもので、準備や心づもりができているようで毎度のことながらあとで反省することが多い。

予想外だったのは、奈良は参加エントリーが毎回ぎりぎりな方が多く、今回は午前開催になったせいもあるが、フタを開けてみるといわゆる常連の顔ぶれが少なく、ほぼ初参加でのかたで占めてしまい、しかもWordPress初心者のかたも混じっていた。
プラグインのハンズオンなのだから、ある程度自分が自由にできるWordPressの環境は用意されているものというのも通じない状況で、ここは案内の文面で大きくヘタを打ってしまった。
プラグイン化したいコードをもってこられているかたも無く、これについては僕のほうで数個用意していたのをほぼ全部出してしまうことになったが、準備しておいて救われた。

すぎやまさんに関しては登壇のご経験がないので、これからご経験を積まれてさらに進化していかれるだろうと思うし、こじんまりとみんなと小グループ感覚で向き合える奈良ではそんなに心配はないかと思ったが、今回に関してはこちらから質問形式で投げかけて、どうするのがよいのか、どういう意味なのかを回答していただくようにしてさし上げるのがよかったかもしれない。
本当はたくさん用意していただいたプラグイン素材もお話もあったのに機会を失わせてしまって大変申し訳なかった。

それと、まったくの初心者の方々に適切なものも用意できなかったのはもちろんよろしくない。

反省とは尽きぬものである。

「和同弁知」2015年度第9回、shinchaya的ふりかえり。

2015/ 9/26
Women’s Future Center(ウィメンズフューチャーセンター)
13:30~16:00
参加者 9名

@kwaka1208さんのお申し出で、奈良のモデレータを退かれて以来、久しぶりにお越しになられて、vccwの環境構築のハンズオンをしていただいた。

退かれた当時とは参加される方の顔ぶれもさほど変わっていないので、馴染みがあるのと、いつものわかりやすい語り口で和やかに進行した。

和同弁知に参加されるみなさんは、Webデザイナーやブロガーなどノンプログラマの方がほぼ全員に近いけれど、自分の経験から、ウェブは曲がりなりにも先端技術だから、プログラムなどのわからない話でも積極的に聞くだけでも聞いておくことがあとあとになって知識やアイデアの引き出しのラベルくらいになるからと、都度都度お話させてもらってきたことが効果があるのかわからないけれど、内容を問わず参加してくださる方も定着してきた感がある。
単純に、自分で組み上げたプログラムが動くと、デザイナーであれ嬉しくて楽しいものだ。

内容に関しては時間内に行き詰ったところに関してはFacebookグループでフォローしていただけることになり、参加された方々の満足度も高い感じで会は終了したが、とくに僕を含めてWindowsユーザーはMacとの違いから、vccw起動の手前で頓挫して聞くだけになってしまった。

このあたりについては、僕がWindowsユーザーでもあるし、当日までにプロセスを実施して、起動を確認しておけばよかったとモデレーターの立場としても反省する。
とくに今回は奈良の雰囲気を承知されている@kwaka1208さんゆえに、よどみなく会が進行した部分もあって、違う方をお招きしていると、そうはいかなかったかもしれないので、常識的な見通しはもっておくことが必要だ。

「和同弁知」2015年度第8回 &第7回 concrete5奈良オフ会、shinchaya的ふりかえり。

2015/ 8/29
Women’s Future Center(ウィメンズフューチャーセンター)
13:30~16:00
参加者 9名(欠席1名)

正午前に近鉄奈良線が事故で遅延になっていた。
少し早いかなと思いつつ、自宅を出て正解だった。
鶴橋駅で次の電車がいつくるのか行き先表示も無茶苦茶になっていたので、改札で振替票をもらってJRで向かうことにしたが、乗り慣れていなくて、いったん王寺で降ろされたりと、なんだかんだで奈良駅についたらどうにか昼食をする時間くらい残っている感じだった。

concrete5奈良オフ会との共同開催であった。
数日前まで最低催行人数を割りこんでいて、会計はWordBenchサイドに委ねられていたので、concrete5のほうは通常人数アタマ割りを常としておられるので、当方としては会場費に赤字ならプール金を補填する覚悟だったけれど、当日には10人エントリー(実際の参加は9人)でその心配はなくなった。

どちらのコミュニティにもはじめての顔が多く、しかもconcrete5の知識を求めて来られた方が多くて、WordPress(WordBench)が人集めに一役買わせていただいた感もないではなかったかな。

WordCamp Kansai 2015直後でもあり、当方はWordPressが4.3になって仕様がグレードアップした「テーマカスタマイザー」をとりあげるなど、双方、初心者用にお題を用意したが、前回の和同弁知の閉会前に告知をして、関心の声もあったようだが、結局、初級者向けのお題は、少なくともこの会場に来られる人たちにとっては、もうあんまり求めてられなかったような感じをうけた。
それはつまり奈良の和同弁知に通ってくださるみなさんのWordPressに対するリテラシーや知識が総体的にアップして次の段階にあるということで、喜ばしいことなのである。

「和同弁知」2015年度第7回、shinchaya的ふりかえり。

2015/ 7/18
Women’s Future Center(ウィメンズフューチャーセンター)
13:30~16:00
参加者 12名

朝、明石からお話に来てくださる田中さんから、明石から神戸方面のJRローカル線が運休しているとの連絡があり、昨日の台風の影響がまだ今日に引きずって、あちこち電車が動いてないことがわかった。

田中さんに了承を得て、とりあえず開催方向だけれど、開始時間をずれるかもとの、参加エントリー済の方への一斉メールを発信したら、立て続けにドタキャンされた。
その多くはJR奈良線に運休区間ができていたからだった。

交通の復旧には時間を要していたが、天候自体は快方に向かい、奈良に入って、三条通を歩いているときは曇天ではあったが、雨はもう降りそうもない感じだった。
朝以降のキャンセルも無いようで、参加費の余剰で飲み物やお菓子も用意できる。

「なら茶フェ」のお店を改装することもなく、営業していた飲食店がまたcloseしていた。
先月の帰り途に、食事をしていきませんかとお店のスタッフからビラをもらったところだ。

入口のドアのところに、祇園町でもないのに赤い団子ちょうちんが下がっているのが、個人的に許せなくて、こともあろうに国際観光都市を標榜している奈良にあって、外国人が誤解しそうなものはかんべんしてほしいと思っていたところだったが、文句を言いに行くまでに閉店してしまった。

ビルをながめてみると東京から出店してきていたカレーのチェーン店も退店している。
結局僕らが、中のオフィススペースを貸してもらって和同弁知を開催していた、もぬけの殻の雑居ビルともただ綺麗にされただけで大してかわらない状況になってしまった。

三条通の、結構よい場所に立っているはずのこのビルの様子を見るにつけ、奈良というところは新しいことを始めることが本当に難しい土地なのだとつくづく思い知らされるようでなかなか辛い。

ともあれ、器はダメになっても和同弁知はつづいている。そんな奈良を変えていかねばならない。

田中さんは開始時間に数分から10分ほど遅れるだけで、お越しになられた。
なんと、明石から神戸まで新幹線こだまに自腹で乗って来てくださったようで、その友情に感激して涙が出そうだった。

WordPressのオフィシャルECプラグインの最有力なWoocommerceについて、実際にPCで触って学ぶ機会であったが、日本では正直に田中さんだけが日本向けの開発に努力をされている状況で、オープンソースだからこそ、きょう集ったみんなもWoocommerceに触れて、いっしょによくしていこう、情報交換していこう、という確認もしあった。

そういう話が異論なくみんなに受け入れられる感覚があるのは、「勉強会は学びたいと思う、対等な人の集まり」という意識がちゃんとここ奈良でも根付いているということなのだろう。

WordCamp Kansai 2015、shinchaya的ふりかえり。

WordCamp Kansai2015が終わって、1日たって、それぞれにSNS上で達成感や満足に酔いしれ、感謝や労いのエールの交換もされたことだろうから、ちょっと苦味のあるほうの話も、忘れないうちに書いておく。
半年準備に勤しんでこられた、僕にとってみんな大切なお友達でもある実行委員のみなさんに、たかだか当日のお手伝いの分際で、気を悪くされることを述べてしまうかもしれませんが、もちろん本当の事情を知らないこともあるでしょうから、そのへんはどうか斟酌してながめて下さい。
(どうか、お友達やフォローはずしたりしないでくださいねー!!)

昨年より人数の少ない実行委員の方々が昨年と同等かそれ以上のタスクをこなされたことには本当に頭がさがる思いである。
私用があって実行委員としてお手伝いできるタイミングがとれなかったことを申し訳なかったと思う。
(・・・そうは言うものの、最近色々加齢による衰えを感じ、間に合っていたかも疑問。)

でも、やっぱりみんな無理をされたのではないだろうか。
熱い思いで、こなせるタスク以上のことに挑まれた印象がある。
WordCampは昨年から2日開催になっているが、べつに義務ではなかったと思うし、動ける人数が見えた時点で欲ばらずに1日に全勢力を注いでいただく選択もあったのではないかと思う。
少ない人数で、土日のお休みを使いきって、月曜からそれぞれにお仕事に向かわれるのは、個人が経営主体な方は調整のきくかたもおられるやも知れないが、総じてみんなキツいはず。
ぶっちゃけ、明日は休みだと思うと、終わってからみんな飲んで、気兼ねなく夜遅くまで語らい、親交をあたためられたように思う。
じつはこの時間こそが何より重要だったりするから。

単に人員的な問題の他には、今回は当日スタッフとして参加し、翻訳のハンズオンの世話役と、
ホール内の受付をさせていただいて、そこで感じたことであるけれども、

今回のタイムスケジュールに関して、聴講モノはエンジニア、ディベロッパー向けがほとんどになっていて、デザイナーや初心者向けにはハンズオンが多めに設けられていたようだけれど、
ハンズオンの方は参加できる人数が当然に限られていて、当日参加券が割当らなかった主にデザイナーのひとたちには
「何のために来たのかわからない」という声も正直あった。
「ハンズオンを傍で見せていただくこともできないのか」という声もいただいた。

WordCampにおいては近年、開発・貢献にウエイトが置かれる傾向を感じるが、
普及もまたWordCampのテーマであることは変わらないし、現に、少なくとも日本では昨年までの実績からもデザイナーの参加のほうが多い。
また、僕もそういうことが多いが、業界の人でもパソコンを持参せずに身軽で来場する人も結構少なくない。

マンツーマンのハンズオンは参加者の満足度はものすごく高くなるが、如何せん「初心者OK」をうたうと、運営経験者にはわかるが、WordPressはインストールしたが、どこにインストールされたかわからない、はおろか、CSSも、HTMLの知識すら怪しいひとも全部受け入れることになって、予想外のことに手を奪わえれ、たいていスケジュールは遅々として進まない状況に陥るものだ。

運営目線でズルい考え方かも知れないが、聴講のセッションなら登壇者は1人でよいが、ハンズオンとなるとサポートに人も借り出される。
参加者の満足度は下がるが、聴講セッションや、実機を使うセッションでも世話役1人が前でモニターでやっているものを見せて、みんなが調子を合わせて進行していくスタイルが、たくさんのことは出来ないけれど、大人数が収容できて、スタッフの負担も少ないはずだ。

ところで、1回のWordCampに賭けて、参加者も実行委員も全員が究極の満足になることを求めてはいないだろうか。

幸いにも現在、WordCampと各地のWordBenchはほぼ同じメンバーで、同じ運営ポリシーのもとで活動しているのだから、
たとえばKansaiならなおのこと、WordCampでとりあげた内容の掘り下げや、たとえばCampで聴講した内容を、引き継いで実践ハンズオンを各地のBenchが行うという方法もありなんじゃないかと思う。

会場では、奈良に通ってくださっている人たちにも、次回の和同弁知に来たいと、声をかけてきて下さる参加者さんにも出会えたし、
それが「普及」のほうの一面も担うと思うし、WordCampとWordBenchのそれぞれのルールに何か反していることもないと思うのだが。

「和同弁知」2015年度第6回、shinchaya的ふりかえり。

2015/ 6/13
Women’s Future Center(ウィメンズフューチャーセンター)
13:30~16:00
参加者 18名

WordBench奈良の3年目がはじまった。

夢と希望を胸に皆と船出したものの、奈良の僕らはコミュニティ活動や勉強会のなんたるや、本質的な部分での知識のなさや誤解から意見衝突して、その和解もできないまま、心待ちにしていた新装から急転直下、常打ち会場をも失って終わった1年目。
WordCamp Kansaiの縁で、新たにモデレーターとしての協力者と同時に新たな、勉強会にふさわしい常打ち会場を得て、運営ポリシーの改訂に困惑することもなく進められた、僕としては幸運な1年だった。
後発の利を活かして、他地区のWordBenchやWordCampで興味深かったセッションをかけることも試みた。
友達として快く登壇を請け負ってくださった方々のおかげでかなえることができて感謝している。

3年目に際して。WordPressに関する基本的な知識は行き渡った感があり、目新しさという面ではもの足りない感じになっているのは否めない。
継続して参加していただいている人には同じお題は繰り返しにくいし、しかし、地域コミュニティとして独り立ちすべき点から、他地域と役割分担して初級者向けに徹することも考えていない。
WordPress公式コミュニティとして「普及」と「貢献」につとめる必要があるが、まだ「貢献」活動に関心が向くほどのリテラシーのレベルにも届いていないので、難しいことは多いし、参加される方の顔ぶれもまた数回転するかもしれないけれど、何よりも、仲間や友達と会う愉しみやつながりの価値を感じられる場をこれからも目標にしていきたい。

数年来、友達にしていただいていて、最近、同業者の若手のかたでWordPressをはじめ、多方面で精力的な活動をされている岡本さんをお招きして、おそらくは関西圏では一番彼が熱い分野であるWP-APIなどについて語っていただいた。(WordCamp Kansai2015の宣伝を兼ねて)

先に語ったWordPressの今まさに、の「目新しさ」の分野であると思われるが、初級者にはとっつきにくそうな話題のような気がでもしないではなかったが、「わからなくても将来のために聞いておくべき」という触れ込みにも反応していただいたのか、関心が高く、参加エントリーで募集初日で最低催行人数を突破して、以降数日で予定席数ほぼ満席に到達した。

お題としかるべき話ができるひとがいれば、奈良でも関心をもって集まっていただける、初級者向けの内容しか消化できないコミュニティではないことを確信でき、今後のお題選択の基準も変えることができそうだ。