Women’s Future Center(ウィメンズフューチャーセンター)
13:30~6:00
参加者 8名
諸事情はあるのだろうが、関西のWordBenchは京都と和歌山が休眠状態だ。
コミュニティを維持すべく神戸はどうにか再開され、継続開催している。
Webに従事する人口も、WordPressに関心のあるひともそれぞれの地域で少なくないはずである。
自分がWordPressのコミュニティに関心をもち、WordBenchやWordCampに通い、奈良のWordBenchのお世話をさせていただくことになるにいたったのは、WordPressのコミュニティがそのソフトの性格上、プログラマとデザイナーが呉越同舟する場所であったからで、WordPressを介してお互いがつながることが、公私の面ともに魅力を感じるからである。
そういう意味から、京都は初級者向けに徹せられたこと、和歌山はギークで行こうと望まれたことで、本来のコミュニティの良さや存在意義をちゃんともたせてあげれなかったことが引率してくださるひとが時間がとれなくなってしまったとたんに代わって手伝うひともなく、機能しなくなっている理由のように思えるのだが。
ギークな方面に関心のあるそれぞれの地域のWordPress好きは、分母の大きい大阪が受け皿になってくれているような感じがある。
奈良はどうかというと、総じて初級者向けの内容をとりあげてきてはいるけれど、僕自身は、そもそも奈良でITやWebにかかわるひとたちのつながりを作りたい思いがあり、プログラマとデザイナーが相まみえる場所にしたいとずっと思ってはいて、何らかの手を打つ必要を感じている。
プログラマさんをもっと交えて、デザイナー寄りの回、プログラマ寄りの回、初級者向け、上級者向けの回と多彩に勉強会ができるのが理想だ。
また、奈良コミュニティの先行きを思えば、中級とおぼしき(?)僕のワンマンな引率にならない環境にしたいと願っている。
昨年以降、コミュニティにおいて発言力のあるひとたちの思いがWordPressへの開発貢献に向いているように思うが、開発貢献なくしてオープンソースたるWordPressに進化も未来もないのは重々承知ではあっても、それがすべてのWordPress好きの関心というわけではないし、地域コミュニティとしてはバランスが必要な話だと思う。
すくなくとも奈良は規模も小さいし、そういう議論もできる場にしていくことのほうが先決。
しかし、一般ユーザーの関心が新しいCMSも増えて、もはやWordPress一択ではなくなってるムードの影響は奈良のような分母の小さいコミュニティのほうが受けやすいように思えて、ちょっと遠い話のような気もしている。
さて、2月の和同弁知は、カスタムフィールド&カスタムタクソノミー&カスタム投稿タイプをお題とし、”事前の予習”を参加を希望するみなさんに求め、1月からの流れで、誰かが先生役で前で話すのを聞くだけのスタイルを変えて、「みんなで取り組む」勉強会を試みたわけであるが、その方面で使用経験もあって何か話せそうなひとがこの日はおられなかったので、結果として、僕がほとんどしゃべる格好になってしまった。
このあたりが先に書いたとおり、奈良の現実のように思う。なかなか悩ましい。
しかしながら、時間を押しても熱心に質問を繰り返しなさるかたも見られ、参加者のみなさんの向学心も感じれて、そうそう先行きが暗いというわけでもないと思っている。