Web屋、はじめました。」カテゴリーアーカイブ

というわけで、僕は奈良でBenchをしようと思った。

もうすぐ4まわり目の誕生日を迎える。

最初に就職した会社の同期たちは、その会社でもう立派な役職だったりする。

働きが悪くて、目をつけられて、体よくリストラされたような僕は、
その頃には同期たちに徐々に差をつけられてきていた感じだったから、
今頃、たぶん居たところで、大した役目もないままだろう。

この歳になってまだ自分の家族もない。
諦めたわけでもないが、そんなに多く期待もしていない。

Web屋稼業になったのもかなり遅い方だったけど、
なんだかんだで、途中何度か挫折を味わいながらも、
気がついたら10年もつづけてしまった。

もともと偏屈で頑固で難しいこの愚男をいまの会社が拾ってくださって
我慢して4年も放り出さずに抱えてくださて、感謝で頭も上がらない。

制作会社を転々として、いまもべつに役職もない身分だけれど、
4まわり目が迫る頃から、ずっと迷惑なくらい好き勝手させてもらってきたけれど、
そろそろ一介の大人として、いちおう社会人の先達として、
何か、あとからくる人たちに残さないといけない気がしてきた。

僕は現役のWeb屋として、まだまだ勉強して前に進む気持ちは萎えていない。
でも、夢を追いかけるにしても、
その夢をもっと若い人に受け継いでもらったほうが、
もっとすごいものになるんじゃないかという気がしている。かなり。

何かをおしえてもらったり、人のつながりができると、
昔はただ得しただけの気分だったけど、
いまは、その機会をつくってくれた人たちに、
できるかぎり同等のお返しをしないと割が合わないような気がするようになった。

僕には大した腕もないかわりに、
そういう導きをするとか、場を作るとか、そういうことはできるんじゃないか。
そういうことが使命な年齢になってるんだよ。間違いなく。
そうだよ、気付くのが遅いくらいだよ。まったく。

いっしょに働く職場の後輩だけじゃなく、
業界の年下の子たちのために、僕ができることでWeb屋の未来を少しでも明るくしなくちゃ。

昔の僕を知っているひとたちは笑うだろうね。
このつきあいの悪い、宴に招待されても行かない、わがままで孤高で来たバカタレが、
自ら、人を集めて何かしようというんだよ。

とはいえ、最近もつきあいよくないけど、いまはどっちかというとお金がないからで。

というわけで、僕は奈良でBenchをしようと思った。