WordBen茶(WordBench京都 分科会)第1回、shinchaya的ふりかえり。

2014/ 3/2
bonjor!現代文明
13:00~16:00
参加者 7名 (キャンセル3名)

wordbencha-140302ともに京都のご当地わぷーを描いて、お偶然に互いにお茶に関わって生きてきた縁のみこどんさんを交えた
WordBench京都の休憩時間の会話で、降って湧いたシャレの「WordBen茶」が実現した。

京都を代表するお茶、宇治茶を味わいながら、WordPressを学ぼうというもので、WordBench京都の分科会として、京都ならではのWordPressイベントとしての地位を目指している。

かくいう僕は家業の縁で茶業には繋がりはないではないが、宇治の方面にはツテがなく、まったくもって、みこどんさんのほうのコネに頼るばかりで、今回はもくもくと一般消費者には入手しがたい、生産者提供の貴重なお茶を淹れる彼の横で、お茶のウンチクをたれるだけの気楽な、名前だけ同然の共同開催者。

今回はコミュニティ会合用に開放された京町家の居間に参加するみんながお茶うけを自由に持ち寄ってお茶会をして、隣に歴史ある雛壇が飾られた床の間でWordPressカルタに興じ、カルタの札をきっかけに、WordPressやこれにかかわるWebの技術的な話を三々五々に、気さくに縛りも設けず各々会話する流れになった。
お手製のケーキの持参まであって、場の盛り上げに貢献してくださる心遣いには感謝・・・

ネコ好きが多く、会に縛りがないので、真面目な技術の話をしている最中に玄関先を過ぎていくネコのなき声がしようものなら、そっちのけでみんな走って出て行ってしまい、少し道案内の必要な場所の会場だったので、オモテで来る人を待っていてもらっても、ほったらかしでネコの方へ行ってしまう、
もう、「WordBenニャ」にでも即時改名したほうがいいような状況も繰り返す・・・(- -;

この週末、東京で開催されたオープンソースカンファレンスで配布された、新しいWordBench紹介フライヤーに、いきなり開催実績もないまま「お茶とカルタの会」と掲載され、ちょっと責任やハードルみたいなものが上がったりしたけれど、ありがたく知名度づくりの機会になったと前向きに考え、

会としては宇治茶は必須な位置づけにしつつも、京町家の畳の上でお茶をいただきながら、
WordBenchのようなセッションの括りにこだわらず、WordPressにかかわる質問相談、情報交換をはじめ、さらにもっとなにか京都らしい色を追求していけるイベントをつくっていければいいかなあと思う。

ここからは「奈良」の目線で、余談であるが、
同じような魅力的な町家も確実に同じくらいあるだろう奈良では、こういう町家の場所貸しも無ければ、利用しようというニーズも無い。
奈良の人たちはどうも、便利なものは外から情報を得たものがおしえてやらなければ、自ら変化を求めたがらない傾向にある気がする。
要は何かにつけ不足や不便を感じていないのだ。
むしろそういうものに敏感なひとは県外に出て行ってしまう。

だから、こういうものも誰かがつくったり、やってみせてあげれば、便利を理解してのってくる、
正直、田舎もん感覚なのである。

奈良の人が県内に残って自発的な動きをするのに委ねて、奈良自体の進化発展を期待するのは相当難しい気がする。
将来に道がない奈良に、大人になって有能な人材は残ってくれない。
京都がそういうことができるのは、明治になって首都機能を失ったときに、大阪に負けない近代都市をめざし、世界に誇れる京文化を守り育てる施策をもって取り組んできた気概が、街の人に自然に生き長らえているからであって、奈良が見よう見真似でできるものではないのだから。